私は以前、典型的な汚部屋に住んでいました。床には、服や雑誌が散乱し、テーブルの上は、物で埋め尽くされ、足の踏み場もない状態でした。最初は、それほど気にしていなかったのですが、次第に、部屋の乱雑さが、私の心にも影響を与えるようになり、常に、ストレスを感じ、集中力も低下していました。また、友人や恋人を、部屋に呼ぶこともできず、孤独感を感じることもありました。そんな状態から、脱却したいと思い、私は、断捨離を決意しました。最初は、どこから手を付けて良いのか分からず、途方に暮れていましたが、まず、目標を立てることにしました。目標は、「清潔で、快適な空間を取り戻す」こと。そして、不用品の選別から始めました。服や、雑誌、本、雑貨など、一つ一つ手に取り、本当に必要なものかどうかを、自問自答しました。その結果、大量の不用品を処分することにしました。不用品を処分する際には、リサイクルショップに買い取ってもらったり、フリマアプリで売ったり、ゴミとして捨てたりしました。不用品を処分する作業は、時間も、体力も消耗しましたが、部屋が片付いていくにつれて、心が軽くなっていくのを感じました。そして、部屋全体を綺麗に掃除し、収納を見直した結果、見違えるように綺麗な部屋になりました。部屋が綺麗になったことで、私の心にも変化が現れました。以前は、無気力で、何もする気が起きなかったのですが、今は、積極的に行動するようになり、新しい趣味を見つけたり、友人との交流を楽しんだりするなど、生活が充実するようになりました。今回の経験を通じて、私は、断捨離は、単に部屋を片付けるだけでなく、人生を変える力があるということを実感しました。