汚部屋出身者が語る、地獄からの生還とリバウンド防止策

かつて、私は自他ともに認める汚部屋の住人でした。床は服や雑誌、漫画、食べ終わったコンビニ弁当の空き容器などで埋め尽くされ、足の踏み場もない状態。部屋には独特の臭いが染み付き、夏にはゴキブリが大量発生しました。当時の私は、仕事のストレスを抱え、心身ともに疲弊していました。家に帰ると、何もする気が起きず、ただベッドに倒れ込むだけの毎日。片付けようという気持ちはありましたが、どこから手を付けていいのか分からず、結局何もせずに一日が終わる、という悪循環に陥っていました。そんな生活が数年続いたある日、友人に汚部屋の状態を見られてしまい、強いショックを受けました。友人からの叱咤激励を受け、ようやく重い腰を上げ、汚部屋脱出を決意しました。まず、不用品を徹底的に処分することから始めました。ゴミ袋を何十袋も出し、部屋にあった物の半分以上を処分しました。次に、収納スペースを確保し、物の定位置を決めました。そして、毎日15分でも良いので、片付けの時間を作るようにしました。最初は大変でしたが、少しずつ部屋がきれいになっていくのを見るのが嬉しく、片付けが楽しくなってきました。数ヶ月後、私は見違えるようにきれいな部屋を手に入れることができました。しかし、汚部屋に戻ってしまうのではないか、という不安は常にありました。そこで、リバウンド防止策として、毎日必ず15分は片付けの時間を作る、物を増やさないように意識する、定期的に不用品を処分する、という3つのルールを設けました。これらのルールを守ることで、私は今もきれいな部屋を維持することができています。